2008年5月の霊想

  逆に孫から「大丈夫!」 (5月4日)

  母の誕生日の朝、電話をかけました。思いがけない電話にとても喜び、次のような近況を語ってくれました。
 試練のまっただ中の9年前に米沢興譲教会のメッセージを聞いて以来、母はずっとテープを聞いています。その中で「まず『良かったね』と言ってからその理由を考える」ことを実践し、さらに「すべてのこと相働きて益となる」のみ言葉を事あるごとにくり返し言っていたら、その通りになったそうです。「良かった理由を考える癖がついたら頭の回転が良くなった。これはボケ防止になっていい。それからもっとすごい効果が出てるんだよ」とうれしそうに言うので「何?」と聞くと、急に口ごもり教えてくれません。どうも父がそばにいたようです。
とっさに父のことだと思い、時間を置いて電話をしました。一番の効果は、やはり、父との関係が変わったことでした。「よかったね、○○で」「うん、そうだな」と、お互いの気持ちが素直になり、試練の後の今の方がいい会話ができ、母曰く「前のお父さんより、もっともっといいお父さんになったよ」。さらに、孫の子守りをしている時に自然に出る「大丈夫」が確実に感染し、逆に孫から「大丈夫!」と励まされる等々。
 このように興譲教会の信仰の恵みは、離れて住んでいる私の家族に届き、豊かにあふれています。(加藤英子)

  母  (5月11日)

   口も手足もきかなくなった私を
   28年間も
   世話をしてくれた
   母

   良い詩をつくれるようにと
   四季の花を
   咲かせてくれた
   母

   まばたきでつづった
   詩をひとつ残らず
   ノートに書いておいてくれた
   母

   詩を書いてやれないのが
   悲しいと言って
   天国に召されていった
   母

   今も夢の中で
   老眼鏡をかけ
   書きつづけていてくれる
   母

              水野源三『まばたきでつづった詩

  興譲教会のDNA  (5月18日)

 Aさんは、結婚当初は貧しく、ほしい指輪も買ってもらえませんでした。しかし、ご主人の日々の努力の成果で、何年か後に、数十万円の指輪をプレゼントしてもらいました。それは大変な喜びであり、記念でもありました。
 ところが、ある日、奥さんはその指輪をなくしてしまいました。ご主人にばれないように、こっそりと同じ物を買おうとしましたが、それは限定品で、同じ物はありませんでした。奥さんは覚悟を決め、ご主人に謝ることにしました。しかし、「叱られるだろうなぁ。もう何も買ってあげないと言われるかなぁ」と思いつつ、祈り心を持って、誠心誠意、心からのお詫びを言いました。
 すると、ご主人は次のように言いました。「なくした物は仕方がない。でも、心だけはなくさないでね」。この言葉は一生の心の指輪となった、と言います。「決してなくならない、また、どんな高価なお金でも買うことのできない主人の言葉」と、天の使いのようなまなざしで語られる喜びが、聞く者にも大きな祝福となって伝わってきました。
 すべて相働きて益となる。失ったものを補って余りある祝福の生き方、米沢興譲教会のDNAを、今週もしっかりつちかってまいりましょう。

  み言葉思考を生きる  (5月25日)

 精神科医の和田秀樹氏は、「脳の老化を防ぎ、活性化するためには脳を使うことが大切である。運動が肉体を鍛えると同じように、脳を鍛えるにも思考という運動が必要なのだ」と明快に述べています。
 心の世界、とりわけ、心の筋肉を強くし、試練に立ち向かい、それを宝に変えていくためには、神様との関係(信仰)を強化することです。信仰も、脳と同じで、使うことによって強められていきます。
  大事なのは、生活の小さな出来事の中で起きる思考です。つまり、その時、どのような考え方をしたので消極的、否定的に見てしまったのかを点検することです。そして、神様の考え方(み言葉の思考)に切り替え、それを、くり返しくり返し実践してみることです。
 もちろん、その訓練は「当座は喜ばしいこととは思われず」(ヘブル12・11)、また、新しい習慣を取り入れるのですから、はじめはうまく行かないことの方が多いでしょう。しかしそれは失敗ではなく、未来に希望を託すことを学ぶために誰もが通る通過点であり、その方法よりもっと優れた方法のあることを発見した、ということです。
 今週もみ言葉の思考を用い、生活のただ中で実践する時としてまいりましょう。用いることにより、神様との関係がさらに深化され、強化されていくのですから。

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