2008年12月の霊想
ストレスからの解放 (12月7日)
ストレスの原因は、他人や状況を変えようとするからです。頭では、「人生の主役は自分であり、すべては自分から始まる」とわかっていても、なかなかストンと腑に落ちにくいものです。
それだけに、一度この生き方を身につけると、人生のすばらしさを体感でき、また、心の筋肉がさらに強化され、相乗効果をあらわしていきます。
「他人は自分を映す鏡」と言いますが、たとえば、あなたが鏡に映る自分の髪の乱れを直したい時、鏡の中の自分に手を当てて直そうとする人はいません。それは無駄な努力であり、誰もが認識していることです。鏡に映っている自分の髪は、自分本体の髪を直すときちんとした髪型になります。
このきわめて単純な真理を、意外と理解していないのが私たちです。人生の早い時期にこの真理を自分のものにできたら、ストレスから解放されるばかりではなく、人生に恵みの相乗効果が生まれます。人間関係で起こる様々な状況にあって、解決を相手に求めるのではなく、まず、自らを磨くことが肝要です。
そのために、繰り返し繰り返し、人生の主役は自分であり主体は自分であること、そして、あなたは事象に関わりなく尊い存在であることを覚えていきましょう。
「すべてのことは、あなたがたの益であって、恵みがま
すます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ちあふ
れて、神の栄光となるのである。」
(Ⅱコリント4・15) |
無知の知 (12月14日)
人の話などを聞いていて、つい「あっ、それ知っている」と応答してしまうことはありませんか。この反応は、残念ながら、与えられた成長のチャンスをないがしろにしています。
「知っている」「わかっている」と答えてしまうと、「その件についてはもう情報はいらない」と脳が自然に反応し、脳の倉庫の扉を閉ざしてしまうからです。
逆に、よくわかっている人ほど「まだまだ十分ではない」と、何度も、何百回でも同じことに挑戦します。
「だから、どう聞くかに注意するがよい。持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っていると思っているものまでも、取り上げられるであろう」(ルカ8・18)という聖書の真理が明らかになります。
「知れば知るほど、知らない自分に気づく」という真理をいつも思い起こし、人生の堂々巡りに別れを告げましょう。そして、大切だと思う一つのことにこだわり続けていきたいものです。一つができる人は、二つ三つと事を成すことができるからです。
「知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める。もし人が、自分
は何か知っていると思うなら、その人は、知らなければなら
ないほどの事すら、まだ知っていない」(Ⅰコリント8・1~2) |
クリスマスの日に (12月21日)
『 プ レ ゼ ン ト 』 水野源三
すばらしいすばらしい
プレゼントはいらない
美しい美しい
カードもいらない
おいしいおいしい
ケーキもいらない
神さまからの
愛のこもった
プレゼントがあるから
上記の詩はこの日に最も適した詩であり、水野源三さんからのすばらしいクリスマスの贈り物です。
いつまでも残る神様の愛、イエス・キリストご自身を心にしっかりお迎えし、あなたから放たれるぬくもり、良き香りがまわりを潤していく世界は何とすばらしいことでしょう。
この日に、神様からのすばらしいプレゼント、イエス・キリストが私たちのために贈られたことをさらに深く覚えましょう。
クリスマスおめでとうございます! |
一元に生きる世界 (12月28日)
物事を比べながら生きることは、成長のために大きな助けとなります。時にそれは目ざすモデルであったり、より高い目標であったり、または、昨日のご自身と比べることも、良き成長の手段となります。
しかし、その世界に疲れ果てたら、比べるのではなく、弱くても強くても、高くても低くても、明るくても暗くても、両方、共に神の御手の中にあることをしっかりと覚え、確認することです。
鳥が枝にとまっています。鳥と、鳥が足を置いて踏み台にしている枝。この状況では、どうしても鳥の方が上位に思うことがあります。ところが、どちらも主語にすることができます。「鳥が選んだ枝」「枝が待っていた鳥」。
比較することも、比較しないことも、共に、人生をより豊かにするために備えられた方法です。ただ、薬でも道具でも、それらを適切に用いてこそ、効果を発揮します。
新年も、自らの成長と共に、このように、「どのようなことも皆すばらしい」と、来年の標語聖句を口ずさみつつ、一元の人生観をしっかり培ってまいりましょう。
「神のなされることは皆その時にかなって美しい。」(伝道3・11) |
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