2018年5月の霊想
一瞬の出会いを大切に(5月6日)
人生、だれでも「あの時はもったいないことをした」と思うことが、一つならずあるものです。
私は夏目志郎先生から特別の御恩をいただきました。その一つは、この時代最大の牧師であり、一般にも著名なノーマン・ピール師が来日された時、東京でお会いする機会をセッティングしていただいたことです。
ある日ぼんやりしていると、東京から電話がありました。「今、どこにいるのですか」という夏目氏の言葉。何とすっかり日時を間違えていたのでした。ピール師は程なくして天に凱旋なさいました。思い起こすと、あの時にお会いしていれば……。
日々、様々な人との出会いが与えられています。その時、ぼんやりして、すばらしい出会いのチャンスを逃してはいないでしょうか。
あなたはすでにイエス様に出会い、その喜びを味わっておられることでしょう。しかし、その出会いを知らない人、聞いてはいるけれどまだ体験していないお友だちがきっとおられるに違いありません。
イエス様と出会っていただくために、イエス様を紹介
するお声がけ、具体的に、訪ねたり、イエス様のお話をなさったりと、一期一会のチャンスを生かす、あなたならではのチャレンジをしてみましょう。
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感謝の三原則(5月13日)
すべての事について、感謝しなさい。
(Ⅰテサロニケ5・18)
これは、あなたが幸せに生きるために聖書が示す、最大の黄金律です。次は「感謝の学校」3つのステップ。
一.「もしも」の感謝
「もし、このことがかなえば、感謝します」という祈りです。何がほしいのかを明確にして祈り求める。感謝を学ぶステップとして無理なく進める道の一つです
二.「だから」の感謝
過去を顧みたり、一日を振り返り、良かったことについて感謝する祈りです。あなたならではの根拠に基づいて感謝する祈りです。
三.「にもかかわらず」の感謝
この祈りは、感謝の最終段階です。自分の思いや願いはいっこうに叶わない。それでも未解決の暗雲の上にさんさんと輝く太陽(主の御心)を先取りする、信仰による感謝こそ、クリスチャンの特権です。
A姉は転んで足首を複数箇所骨折しました。一ヵ所は骨が砕けていました。足首が元のように動くかどうかわからない中、彼女は「すべては神様の御手の中、これが最善です」と神様に感謝したのです。
あなたの祈りは、今週も感謝に満ちあふれるでしょう。 |
本物が持つ輝き(5月20日)
レオナルド・ダ・ビンチの油絵『サルバトール・ムンディ(救世主)』は、美術品として史上最高の約508億円で落札されました。この作品は1500年頃に描かれたもので、青い服をまとい、右手を軽く上げ、左手に水晶玉を持ったキリストの上半身が描かれています。
ダ・ビンチの現存する絵画20枚の中の一枚にさえこれだけの価値を見出すとすれば、そこに描かれたイエス・キリストご自身の真の価値は測り知れません。
イエス・キリストこそ真理そのものです。たとえ時代や状況が変わっても、永遠の真の確かさがキリストに現されています。描いた人以上に、描かれたイエス・キリストにこそ真の価値があります。
イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。(へブル13・8)
いつ、どの時代でも変わることのないイエス・キリストにこそ、真の救いが秘められているのです。イエス・キリストこそが世界のすべてを救うことができる唯一の方です。
わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。(ヨハネ14・6) |
恵みの逆輸入(5月27日)
イギリスの有名な説教者スポルジョンは、世界のクリスチャンに多大な影響を与えています。
ある時、彼は地方を旅し、小さな田舎の教会で礼拝を捧げました。その日、スポルジョンは牧師の説教に深く感動し、涙を流しました。
礼拝後、牧師の所に行き「説教を聞き、とても恵まれ、感涙しました」と感謝しました。そして、自分がスポルジョンであると自己紹介しました。すると、それを聞いた牧師は、あまりの驚きに、一瞬、声を失いました。しばしの沈黙の後、次のように言いました。「実は、この説教は、スポルジョン師の説教集から、そのまま話したのです」と。
それを聞いたスポルジョンは何と言ったと思いますか。
スポルジョンはさらに涙を流し、牧師の手を握り、こう言いました。「神様、感謝します。私が作ったパンを、私が神様によって作ることができたパンを、今日は他の人を通して、私にまた食べさせてくださいました。何という神様のご計画…… !」
このように、聖書の言葉は人から人へ、全世界の人々に届けられています。あなたも、み言葉を発信する一人として、今週も用いられますように。
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