古くて新しい健康法(2月7日)ノルウェーでの調査です。中年のサラリーマン2千人を2グループに分けました。一方のグループは、日誌を付け、定期的に診察し、健康のアドバイスを受けました。他方には、何も言わず、何も干渉せずにいました。すると驚くべき結果が出ました。2年後、両グループの健康診断をしたところ、様々な健康観察を受けたグループの方が不健康で、病気になっている人が多かったのです。 健康に留意せず不摂生でよい、ということではありません。「健康は命より大切」と言わんばかりに過剰に心配することのないように、とのアドバイスです。 最も重い病気は「思い煩い(重い患い)」です。今週も、イエス・キリストが野の花や空の鳥に目を留めて語られたように、心配事にではなく平安に目を向け、主と共に、日々、歩んでまいりましょう。 「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。……野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。……きょうは生えていて、あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。」(マタイ6:26、28、30) |
あなたを生かす人生サイクル(2月14日)私たちは、つらいことよりも、より快適な方、楽な道を選択します。これは悪いことではありません。しかし快適さを求め過ぎると、野生の動物が、本来はジャングルで生きるはずなのに、気がつかないうちに動物園で過ごしている、という状態になります。まさに3食昼寝付で、本来の精かんな生き方が失せていきます。 今こそ、人生に必要な「危機感×気づき×即行動」のサイクルを取り戻すことが大切です。 人は、ギリギリになっても事を起こさないほど、危機を避けがちです。しかし、神様は人生に危機感、試練を必ず与えます。「なぜ私が」「なぜこの時に」と思う様々な試練は、あなたを打ちのめすためにあるのではありません。それは、心豊かな人生への、神様からの招きであることをしっかり心に留めましょう。試練に向き合うことで心の筋肉をさらに強め、精かんな、無駄のない心身(生活)を築くためにあるのです。試練にどのように対応するかを、祈りながら考え抜き、あなた流の方法に気づき、行動し、挑戦するのです。 この人生サイクルはなかなか身につきません。しかし、一度この流れが身につくと、同じようなところを回っているようでも、らせん状に前進し、天国(終わりなき祝福)への歩みがあなたのものになります。 |
未来を変えるほほえみ(2月21日)「鬼、カミソリ」と呼ばれた元特捜検事の堀田力氏は、180度転身して福祉の世界に身を投じ、多くの人に実体をもって「人生とは何か」を示されました。ある時、「高齢者にできる社会貢献とは何か」と問われ「人は死の床にあっても社会貢献ができます。それは、世話をしてくれた人に目でほほえむこと」と語られました。 |
偉大な物理学者の本当の姿(2月28日)ニュートンが木から落ちるリンゴを見て万有引力を発見したことはご存じの通りです。しかし、ニュートンが一個人として最も語りたかったこと、人生で最も大切にしたことを知っている人はわずかです。 多くの人は、彼を「数学者、物理学者」という側面で理解しています。同時に、彼は熱心なクリスチャンでした。彼はケンブリッジ大学の教授でしたが、大学のチャペルで毎日10時間は祈っていた、と言われています。偉大な物理学者が、一日の大半を祈りに費やしていたのです。この神様との交わりの中で発見したのが『ニュートン力学』です。ニュートンの全著作を読むと、80%以上が信仰について書かれています。科学者としての著作は1割から2割あるかないかです。神を第一として生きることのすばらしさを身をもって示しました。 つい、あれやこれやと目先の利得に振り回されたり、すぐに結果を求めそうになりますが、次のみ言葉を今週もしっかりと味わいつつ歩みましょう。 「無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。」(ルカ10:42) 「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。」(マタイ6:33) |
2021年2月の霊想