2021年8月の霊想

朝の5分、夕べの感謝(8月1日)

「朝の5分があなたの人生を決める」とのメッセージを受けて、多くの人が実践しておられます。「こんなに効果があるとは知らなかった」「もっと早くからしていれば……」等のお声をいただきました。すでに朝のディボーションに20分、30分と費やす方もいらっしゃいますが、今回を期に始められた方々は、新鮮な感動を覚えつつ、効果の大きさを体験なさっています。不思議なことに、朝に主との時間をお取りになる人は、必ず「一日の終わりに感謝の祈りを捧げる」とおっしゃいます。

「長生きしたい、と言う人の共通項は一日の充足感が低い」とある人が言いました。「人生、100年時代」と言われる今、『定年後の居場所』を書かれた楠木新氏は、数多くの人へのインタビューでわかったこととして、「その日その日をきちんと生きていくことに尽きる」と結論付けます。このことは、簡単そうで、習慣化するまでが難しいのです。

一日一生。人生は一日一日が宝です。最も有益な朝の時間を神と共に始め、一日の終わりを神と共に終える。そんな日々をさらに深め、あなたを通して、まわりの人々もその素晴らしい習慣を得ていかれることは何と素晴らしいことでしょう。

今週も、主にあるエネルギーをいただき、あなたならではの工夫をさらに深めてまいりましょう。

本気の迫力(8月8日)

質問をいただきました。「メッセージで、本気で生きる、とおっしゃいますが、具体的にはどのようなことですか」。

置かれている状況等によって「本気」の内容も変わるでしょう。人生の目的が「愛に生きること」である方にとっては、今できる最大の犠牲は何か、に尽きます。お手本は、あなたのために命を捨てられた十字架上のイエス・キリストです。生活の中で、十字架に挑戦なさることは何とすばらしいことでしょう。

高齢者用のお弁当を宅配する会社の社長さんは、その働きを実体あるものにしたいと願いました。ある時、ごぼうの食べ残しが多く、見ると、ささがきのはずが円柱状だったのです。高齢者から「食べたい物と、食べられる物とは違う」と言われたことがずっと頭に残っていた社長さんは、34歳で1本の歯を治療をした時、この際と、右側上下の歯を全部を抜いてしまいました。もちろん健康な歯です。自らお年寄りの立場に立つことがねらいです。すさまじいプロ根性、否、これこそ「本気」というものではないでしょうか。

イエス様があなたのために命を捨てられたこと、人生はその愛への恩返しであることを覚え、日々、あなたならではの「本気」で生きるのです。その方法、力も共に備えてくださる聖霊様と一緒に歩んでまいりましょう。

タクシーこぼれ話(8月15日)

私はタクシーをよく利用します。その度に運転手さんから様々なお話を伺います。なるほど、と大いに参考になるお話ばかりです。過日も、次のお話を伺いました。

ある日、お客様をお乗せし、目的地まで五千円かかると告げると、お客様は「三千円しかない」とのこと。メーターなのでどうしようもない、とお断りしようとしましたが、「自分が断れば次も同じこと」と、不足分はご自分が出したそうです。

運転手さんは請われる度にこの話をし、お客様は感動し、降りる時には必ず余分にお金をくださるそうです。もちろん、私も、降りる時にわずかな感謝の御礼をしました。運転手さんは、今では自腹で払った何十倍もの祝福を得ていると言っておられました。

もう一つ。タクシー運転手のご経験で一番困ることは何か、と伺うと、共通しているのは、酔っているお客様だそうです。乗った瞬間に爆睡し、行き先がわからなくなるので大変困るのです。

あなたは、人生のタクシーに乗る時、神様に明確に行き先を告げておられますか。ぼんやりし、意識が、心が、生活が眠ってしまうと、神様は、あなたをどこにお連れしてよいか、戸惑うことでしょう。

今週も、行き先をはっきりと告げ、豊かな目的地を主と共に目指しましょう。

今が最良の時(8月22日)

「どんな時も大丈夫スピリット」でお過ごしのあなたは、その世界をさらに深めるために何を考え、どのような行動をしていらっしゃいますか。

誰が見ても、イギリスはヒトラーに負ける、という状況の中、チャーチルは「今が最良の時である」と語りました。「もうおしまい、その時が新しい歴史の始まり」と捉え、必ずそのようになる、と断言したのです。彼の背景にある強い信仰心、人知をはるかに超えた神への信頼が、試練のただ中にあっても「今が最良」と語る勇気となったのです。

晴れの日に「大丈夫」を語ることは容易です。しかし、チャーチルを通し、八方塞がりの状況の中にあっても、主は、あなたの歴史をいつでも変えることができることを見ます。

その拠り所は、「すべてのこと相働きて益となる」(ローマ8・28)のみ言葉です。祈りつつ、聖霊様に力を与えられ、直面している物事を通して、神様が生きていらっしゃることを味わってまいりましょう。

さらに、そのような生き方をするあなたを頼ってくる人々へ、その恵みをお分かちできることは、何とすばらしいことでしょう。

黒船が来た!(8月29日)

人は誰でも、試練に直面すると、逃げるか、それと戦うか、の選択をしがちです。しかし、出来事に対して対応する力を備えている人は、まったく別な決断をし、それを実行します。

江戸時代、黒船が日本にやって来た時、有能な新しい日本の担い手二人がそれぞれに決断し、実行しました。一人は、「今こそ開国をし、日本が変わらなければならない」と決心しました。もう一人は、小さな船をこいで黒船に近づき、「この船に乗せてくれ」と命懸けで懇願しました。このような黒船を送ってくる国がある、その国に行ってみたい、という強い思いからでした。

日々の出来事の中、「困難」という敵がきた時、逃げるのでも戦うのでもなく、この二人のように、あなたならではの対応法をお持ちですか。実体がある人は、このような時に真価を発揮します。

どのような試練にも対応できる実体を確立するためには、いつも、どんな事にも祈り、私にはできなくても神の力によってできる、という思いで、日常の中、小さな事から、くり返しくり返し信仰の実践を積み重ねていくことです。やがて、大きな問題に立ち向かえるだけでなく、あなたならではの突破口を必ず見つけます。これこそが人生の醍醐味です。

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