今夏、100年以上の歴史のある全国高等学校野球選手権大会で、東北勢に優勝は難しいと言われ続けたジンクスを破り、仙台育英高校が優勝しました。
仙台育英の須江航(すえわたる)監督が好きな言葉は「敗者復活」です。昨今、「復活」は様々な意味で使われるようになりましたが、聖書を神の言葉と信じるクリスチャンにとって、復活とはイエス・キリストの死からのよみがえりを指します。キリストを信じる者は、この同じ復活にあずかり、栄光の体でよみがえります。死ですべてが終わる世界から解放され、不可能が可能となる原点。それが復活なのです。
準決勝で仙台育英高校と戦った、同じ東北代表の福島聖光学院は、キリスト教を土台とするミッションスクールです。その校歌に、「復活の主仰ぎゆく高き望みに恵あれ」との一節があります。その実現は目前と、同校生徒並びに教職員の方々はどれほど希望を強く持たれたことでしょう。