どうか、主が良いと思われることをされるように。(歴代志上 19:13)
「天は自ら助くる者を助く」という言葉があります。その意味は、「人に頼らず自分自身で努力する者には、天が助け、幸福をもたらす」ということだそうです。確かに、自分を励まし、自分を助けようとする努力は必要ですが、「天は自ら助くる者を助く」だけですと、努力しない人間には神の助けはない、という意味にもとれてしまいそうです。
聖書にあるのは、「どうか、主が良いと思われることをされるように」という祈りです。一見、自分はお手上げで何もせず、全部神様に丸投げし、努力をしない勧めのように思えます。しかしそうではありません。これは、「神は最善をなされる」という信仰告白なのです。その神の最善の中に私も参加し、「一生懸命させていただきます。しかし、結果がどうなろうと、神様におゆだねいたします。」というのが信仰者のあり方です。ここに信仰と現実の両輪がマッチして走り出す道があります。
「どうか、主が良いと思われることをされるように」という祈りを捧げ、今週も全力で走り抜いて参りましょう。