本日は召天者記念礼拝です。愛する人とのお別れは、私たちに深い悲しみと喪失感をもたらします。しかし、イエス・キリストの十字架と復活によって、死の力はすでに打ち砕かれました。「死は勝利にのまれてしまった」(第 1 コリント 15:55)のです。私たちにとって、死はもはや絶望の終着点ではありません。それは永遠の命への扉であり、愛する人との再会を待つ希望の入り口です。この揺るぎない復活の確信があるからこそ、私たちはこの地上で「本物の命」を生きることができるのです。
Y姉はその一人でした。末期がんの宣告を受けた彼女の入院中、多くの方々がお見舞いに訪れました。ところが、慰めに行ったはずの人が逆に慰められ、祈りに行ったはずの人が逆に「お祈りしてます」と励まされて病室を後にしたのです。彼女の内に本物の命があったからです。たとえ体は病み、衰えても、イエス様によって罪ゆるされ、永遠の命をいただき、天国を目指して一歩々々歩いている、という確信はいささかも揺るぎませんでした。その確かさ、命、神の平安という本物に引きつけられ、天に召されるその時まで、人々は彼女のもとに駆け集まってきたのです。
主にあって私たちの歩みが無駄になることは決してありません。やがて天の御国で迎える再会の朝を待ち望みながら、「本物の命」を、主と共に力強く生き抜いてまいりましょう。
