2000年10月の霊想

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  せずにおれない喜び (10月1日)

なぜ、伝道するのですか、と聞かれたらあなたは何とお答えになりますか。即座に次の聖句をおっしゃる方もおられるでしょう。「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ16・15)。理由は何もありません、ただイエス様がおっしゃったから、と主のみ言葉に忠実に従っている方もおられることでしょう。しかし、ねばならぬという義務感だけで伝道すると、スムーズに相手に伝わらないことがあります。
当教会に来られているAさんは、長い心の痛みからいやされ、その喜びに満ちあふれています。外に出ることができなかったのに、今では近くの会社で働けるまでになりました。Aさんは、さっそく社長さんにキリスト教の読み物やテープなどをお貸しし、やがて、社長さんが聖書を読みたいとおっしゃったのです。先日、初めて教会にいらっしゃいました。社長さんは、「このような生き方を求めていたのに、今まで誰からも教えてもらえなかった。Aさんは、天から私に送られた大使です」と、感激で目を潤ませておられました。Aさんは言います。「私が伝道するのは、パウロが言ったように、そうせずにはおれないからです」。
収穫の秋、救われた喜びの原点に立ち返り、喜びをお分かちしていきたいものです。

  人 づ く り   (10月8日)

困難な時は、ゆとりがないだけに目先のことに追われがちになります。しかし、試練の時にこそ、祈りつつ、人生で最も大切なことを見いだし、実践し、達成したいものです。
今、日本に求められていることは、最も土台となる人づくりではないでしょうか。経済が豊かになり、長寿社会になることは好ましいことです。しかし、何にも勝って人を思いやり、自分のことばかりではなく、他人を考えることのできる、人間としての基本作りをいつも心がけていきたいものです。
商売は儲けるために存在します。しかし、松下幸之助氏は、自らの会社に何を作っているかと聞かれて「松下電器は人をつくっている会社です。ついでに電気製品を作っています」と言いました。このようなスピリットだからこそ、会社も豊かに祝されたのでしょう。心深く覚えていきたいものです。
人づくり、それは、他人を自分よりもすぐれた者とできる謙虚な心に他なりません。
「何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった 心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。」
(ピリピ2・3~4)

  お客様のわがまま運びます    10月15日)

今、世の中は、一般に不況の時と言われます。しかしそのような状況にあって、逆に好調な企業も少なくありません。
好調な企業の秘密は、売り手市場ではなく、お客様の必要をよく見いだしているからのようです。売れないのではなく、お客様がほしい商品がないだけだ、と言います。相手の立場に立つ事例として、ある宅急便会社は、「お客様のわがまま運びます」という言葉をキャッチフレーズにしています。
身近な私たちの人間関係においても、自分の立場ではなく相手の立場に立つことです。しかも、相手のかゆいところ、時には気がついていないところにまで、深く思いをはせ、仕えることができたなら、あなたの『人生』という企業は成功を収めることになります。
その源はキリストです。キリストは、神であられましたが、私たちのところに来られ、私たちのどん底にまで共に来てくださいました。さらに、私たちを友と呼び、いやし、育て、成長させてくださる方だからです。この方を仰ぎ見つつ、今週も前進してまいりましょう。

「信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、
走ろうではないか」(ヘブル12・2)

  三 つ の 鍵  (10月22日)

子供をやる気にさせる母親の態度は、「注目」「賞賛」「ほほえみ」の三つであると言われます。
注目。つい、忙しさにかまけて放っておくと、その効果はてきめんに現れることになります。賞賛。それは、神の作品としてどんなにすばらしいかを、言葉と態度をもって伝えることです。そして、何にも勝って、ほほえみこそ、ぬくもり、そして、エネルギーを相手の内から泉のようにくみ出していく力になります。
自分には子育ては関係ない、と思いながらこのところをお読みですか。しかし、あなたがこの地上で生かされている間、あなたの内なるもう一人の自分をしっかりお育てになることに終わりはありません。そして、前記の三つを、いつも忘れずに、自らに行うことです。
自分への語りかけを忘れないことです。自分の行為ではなく存在のすばらしさをほめたたえることは、神様をほめたたえることと同じです。なぜなら、あなたは神様のものだからです。美しい花を見て、自然にほほえみが生まれるように、ご自分をご覧になってほほえみが生まれていますか。
今週も、しっかりと自分との交わりを密にしていきたいものです。神様が一番喜ばれることは、あなたがあなたを大切になさることですから。

  このコツがわかると (10月29日)

最近健康のために水泳を始めた人が、どうしても息継ぎのコツを体得できなかったそうです。しかし、一言のアドバイスで、スムーズに泳げるようになりました。
息継ぎが下手で呼吸が苦しくなるのは、水面に顔を出す時間が短く、思うように空気を吸うことができないから、と思っていましたが、吸おうとするのではなく、勢いよく息を吐くコツを修得しました。吸おうと思わず、思いっきり息を吐くと、その反動で、瞬間的に大量の空気が入ってくるので、息継ぎができるようになったのです。
神の祝福の中で生き生きと成長し続ける人は、得るコツではなく、吐き出すコツを良く知っています。すなわち、心にある、神様の前にお詫びしなければならないことを正直に吐き出し、握っていたいと思うものも神様に惜しげなくお返しすることです。このコツがわかると、いつも新鮮で、確かな天来の知恵とエネルギーが自らの中に満たされてきます。
日々新たに生きるために、昨日のものをしっかり神様にお返しし、言い訳や弁解をせずに潔く悔い改め、吐き出すことのできる達人でありたいものです。
収穫の秋、あなたの日々の歩みにも実りが豊かでありますように。

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