2006年2月の霊想

  パリでは優れた画家が育つ理由奉仕とは  (2月5日)

 パリの渡部画伯からお便りをいただきました。渡部画伯は、画家としてのお仕事と同時に、伝道にも熱心な方で、今まで、パリに来る大勢の日本人、特に、学生に対して重荷を持たれ、大きな働きをしてこられました。そして今回の便りには、さらに領域を広げて、ヨーロッパ全体への伝道『ユーロ伝道圏』なる構想とビジョンをしたためてくださいました。
 以前、画伯に「なぜ、パリでは優れた画家が育つのですか」と尋ねたことがありました。「優れた美術学校があるから」という答えを期待した私の予想は外れ「パリには本物の絵がたくさんあるから」と答えられました。
 成長し、円熟していくためには、何よりも本物を見、本物に触れ続けていくことが大切であり、そのすばらしさを画伯から教えられました。
 画伯が、良き絵を描かれるだけでなく、奥様と共に伝道に情熱を燃やし、その広がりが大きくなっている背後に、本物なるイエス様をしっかりと見、共に歩んでおられるお姿を見ます。何よりも、お二人の人生の究極の目的は、「本物、真理であるイエス・キリストを伝えること」と生きておられるからです。
 私たちも、人生、地球上のどこにあっても、本物なる主と共に……。

  生き方が変えられる  (2月12日)

 Aさんは「クリスチャンになって、最も自分に感動するのは、見栄を張ったり、頑張って疲れることのない自然体、すなわち、自分らしさを生きることができるようになったこと」とおっしゃいました。
 Aさんは、先日、お友だちの結婚式に呼ばれました。しかし、結婚式に着ていく服がないため、以前も借りたことのある友人から服をお借りすることになりました。親しい友だちは、振り袖を持っているので、それを着るようにと、強く、あたたかく勧めました。
 Aさんはおっしゃいます。「かつての私なら、二も三もなく喜んで着たと思います。もちろん、それも良いことと思います。しかし、私は、自分の達し得たところに従って、すなわち、自分の分をわきまえてと思い、その申し出をお断りしました」と。ビックリしたのは、言うまでもなく、貸してくださった友だちです。予想外の反応に接したからです。「なぜ」という友人の質問に、クリスチャンになり、生き方が変えられたことを話しました。友人は、聞いている途中で涙を流し、「私もそんな生き方をしたい」と言われました。
 今、そのお友だちも、一緒に教会に来られています。何とも心に染み入る実話ですね……。

  人生は舞台  (2月19日)

 映画俳優デンゼル・ワシントンは、二〇〇一年、『トレーニング・デイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。シドニー・ポワチエ以来、黒人としては二人目の受賞として話題になりました。
 しかし、彼は、それまでの道のりで様々なことを体験しました。
 駆け出しの頃、『黒人のイメージをよくする映画だけを引き受ける』ということを自分のポリシー(理念)としました。そのために何本もの映画を断ることになり、出演のチャンスを失い、仕事の途絶えた期間が長くありました。
 ある時、先輩のシドニー・ポワチエに相談しました。「これからも自分のポリシーを通してよいのか」と。すると、ポワチエは、「それでよい、そう歩むように」と励ましてくれたのです。
 そして多くの苦労の末、デンゼル・ワシントンは、確固たる自分の地位を確立したのです。
 私たち一人一人の人生は舞台であり、あなたは俳優です。あなたは、人生という舞台に対して、どのようなポリシーを持っていらっしゃいますか。
 「私は、いつも祈り、御心にかなったことのみに歩みます」と決断しつつ、今週も励んでまいりましょう。

  すべては最善に  (2月26日)

 イタリアから館長のマッティエロさん、ソプラノ歌手のリーナさん、鎌倉さんをお迎えしました。この企画の目的の一つは、憩いの家に対して私たちができることをさせていただきたい、ということでした。
 しかし、この集会を通して、神様から多くの贈り物をいただきました。その一つは、最も期待されていたリーナさんが、東京、大阪で歌うことができなかったことです。神様は、この試練の中にも最善の道を開いてくださり、欠けを補って余りある結果を得させてくださいました。これは、背後にあるお一人びとりの祈りのお陰に他なりません。
 聴衆の方々からは「一番つらいのは、聴けない私たちではなくリーナさんご自身です。来ていただけただけで私たちはどれほど満足か」とのメッセージをリーナさんに伝えました。リーナさんは「歌わないで、ステージに立っただけで、こんなにもあたたかい拍手をもらったのは初めてです。この感動を、憩いの家の人々と分かち合います」とおっしゃいました。
 人生には様々なことが起きます。しかし、どんなことも神の御手にあって宝と変えられる生き方を、この度も味わわせていただけたことは何とすばらしいことでしょう。あなたの生活にも、等しき恵みがありますように。

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