確かな一本道 (2月7日)
京セラ、KDDIを設立なさった稲盛和夫氏が次のように語られました。
私がまだ若かった頃ですが、夜中にファインセラミックスの部品を作る工場を見回っていると、一人の技術者が窯の横で半べそをかいていたんです。「どうしたんだ」と声をかけたら「一生懸命やっているのに、何日徹夜してもなかなかできないんです」と答えるわけです。私は「お前、神様に祈ったか」と彼に問いました。「本当に全力を尽くしたのか。そうであれば、あとは神に祈るしかない」という意味だったのです。彼はすぐにはピンとこなかったようですが、再び勇気を奮い起こし開発に取り組み、見事にむずかしい製品を作り上げたんです。
『人間の本質』(PHP研究所刊)より
どの宗教に入信している、いないにかかわらず、本気に生きる人、成功者の真の姿をここに見ます。神に祈る、すなわち「全力を尽くせるのも神の恵み」と、神にはじまり、神に帰する生き方です。どのような状況、どのようなお立場であっても、相通じる確かな一本道です。
今週も、どのようなことがあっても絶えず祈り、すべてのことに感謝し(Ⅰテサロニケ5・17~18)、本質から逸れる(祈りを忘れる)ことなく歩んでいきたいものです。 |