2010年7月の霊想
お金で買えないもの (7月4日)
食べ物は買えますが、食欲は買えません。
お金でベッドは買えますが、睡眠は買えません。
家は買えても、家庭は買うことができません。
薬は買えても、健康は買えません。
贅沢は買えますが、幸せは買えません。
外見は買えますが、人格は買うことができません。
御札(おふだ)は買えますが、救いは買えません。
どうすれば、これらの〈お金で買えないもの〉を自分のものにすることができるのでしょう。
それは、人生の優先順位を明確にすることです。聖書に次のようにあります。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、こ れらのもの
は、すべて添えて与えられるであろう。」 (マタイ6・33)
これは知識でも感情でもありません。ただ一つ、あなたの選択です。あなたが古い習慣に流されず、神以外のものに目を向けさせようとする誘惑に勝ち、一瞬一瞬、第一にすべきものを最優先とする時、この地上にあっての必要はすべて添えて与えられます。
今週も、神を第一とすることに心を留めて歩んでまいりましょう。 |
ぶつかるから安心 (7月11日)
東京近郊に住む、目のご不自由な若い女性会社員が、「都心までお一人で電車で通勤して大変でしょう」と聞かれ、「あちこちぶつかりながら歩きますから、大丈夫です」と答えられました。
「ぶつかる物があるとかえって安心」とは何と新鮮な言葉でしょう。
ぶつからないように、ムダのないように、失敗のないように、と心がけることは大切なことです。しかし、私たちは人間ですから、様々な不十分さを体験します。問題は、それをどう捉えるかです。
「うまくいかなかった、失敗」と捉えるのか、「この経験を通して、もっとすばらしい考え、やり方のあることを神様から教えていただいた」と捉えるのか……。それはあなたの選択です。
様々な出来事に出会う時、我力や自分の経験・体験で対処する世界から、「すべては最善のために起きる」と一元で捉え、天からの知恵をいただきつつ対処しましょう。
「主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。」
(エペソ6・10)
このみ言葉があなたの内にさらに染み込み、み言葉と一体化する一週間でありますように。 |
あきらめない (7月18日)
『ダビデの三勇士』のひとりエレアザルは、決してあきらめることのない人物でした。「彼は、戦おうとしてそこに集まったペリシテびとに向かって戦いをいどみ、イスラエルの人々が退いた時、ダビデと共にいたが、立ってペリシテびとを撃ち、ついに手が疲れ、手がつるぎに着いて離れないほどになった。その日、主は大いなる勝利を与えられた。」(サムエル下23・9~10)と、聖書は彼のことを表現しています。
トルエット・キャッシー氏は、献身的なクリスチャンであると同時に、世界で成功したビジネスマンの一人です。全米で1450店舗以上のレストランを発展させました。彼も、あきらめない、忍耐と信頼の人でした。
敬虔なクリスチャンである彼は、一週間のうちで一番儲けの出る日曜日を定休日としました。しかし、最初のお店をオープンした三週間後に火事でその店を失い、新たな店を入手したと同時に、ビジネスパートナーである彼の兄弟たちが飛行機事故で全員亡くなりました。
人々は、彼にそのビジネスをやめるように忠告しましたが、彼の神への信頼はさらに強化され、結果として、彼の会社は数百万人を養ったのです。
神を第一とし、神に信頼し、ベストを尽くす人生こそ、最も輝きに満ちたものです。 |
チャレンジをためらわない (7月25日)
コンビニで働くAさんは、年下の先輩から「あいさつが暗い」と何度も注意されて落ち込み、クリスチャンの友人に相談しました。友人は、Aさんを受容しながら、「『もっと明るく』と、肯定的に言われるとやる気が出るのかな…?でも、仕事がない時代に与えられているだけでも、どれほど感謝か…」と語りました。
Aさんは、聞いているうちに、感謝の足りないこと、そして、落ち込むことで努力しようとしない自分にハッと気づかされました。「素人の自分は素人のあいさつしかできない。しかし、お客様にはプロのあいさつをするのが当然」と思いを変えました。
そこで、「プロとして三〇〇点を要求されるなら、現在の実力は三〇点だ。それを何としても埋めよう」と心に誓い、河原に行き、祈りながら夜遅くまで何十回、何百回、何千回と練習をしました。
やがて「暗い」と言われなくなったばかりか、遂に、「とても明るくて気持ちがいい」とお客様から言われ、飛び上がるほどうれしかったそうです。
状況を変える可能性は、あなた自身の中にあります。
生かされている恵みを味わい、その恵みに押し出され、チャレンジすることをためらわない一週間を歩みたいものです。 |
-
© 2024 Yonezawa Kojo Church