2010年12月の霊想

  大切な仕事  (12月5日)

 ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、自分の働きが「社会奉仕」と言われることについて次のように語られました。「私は決して社会奉仕をしているのではありません。そのようなことをしているという意識だったら、私はとっくに辞めているでしょう。自分は神に命じられ、神に応えるために、このつらい仕事を続けているのです。」(『マザー・テレサ』シャーロット・グレイ著)
 人々の評価を得るためであったり、横を見ながらするのは一般的な奉仕活動であり得るかもしれません。しかし、マザーの働きが強烈にして深い感動を多くの人に与えるのは、時代の価値観や人々の評価という横の関係に軸足を置くのではなく、垂直の、天来の理念を確立し、その縦の関係に軸足を置いているからに他なりません。
 マザー・テレサのような働きはできなくても、私たちがなすべき最も大切な仕事は、私たち自身が自分自身を生きることです。その時に、「自分の働きは、自分が選んだのでも、人に強制されたのでもなく、天が私に与えてくれたもの」という垂直的な信念、使命が確立されていきます。
 神の召命によってあなたの人生が定かにされ、神にあって、最も意味あるものに深められていくのです。

  ロウソクとして生きる  (12月12日)

 童謡「サッちゃん」、「おなかのへるうた」の作詞者として知られ、また芥川賞作家でもある阪田寛夫氏は、大阪のクリスチャンホームに生まれ、中学生の時に洗礼を受けました。平成十七年に七九歳で召されるまで、数多くの作品を発表されましたが、その中で阪田氏の信仰を静かに表す歌をご紹介します。

   「塩、ロウソク、シャボン」(作詞 阪田寛夫)
   ロウソクは身をすりへらして
   ひたすらまわりを 明るくしてくれる
   誰もほめてくれるわけじゃないのに
   それでもロウソク 身をすりへらし
   さいごまでロウソクを やめません
   ああこれが 新しいつながり
   塩、ロウソク、シャボンになりたい
   それがわたしの よろこび
   それがわたしの よろこび

 クリスマスの夜、闇の中に輝くキャンドルは、実は自分の身を犠牲にして周りを明るくしています。
 イエス・キリストのご降誕、そして十字架は、愛ゆえに喜んで払われた犠牲であることを、このクリスマスの時に覚えて過ごしたいものです。 (M)

  心 の 点 火 式  (12月19日)

言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。(ヨハネ1:14)

  クリスマスとは、上記の言葉が実体となったことです。
  日本中がクリスマスムードに包まれ、クリスチャンでなくても「メリー・クリスマス」と叫び、クリスマス・ケーキを召し上がり、キリスト教系の幼稚園や保育園でなくてもクリスマス・ツリーが飾られているところもあります。クリスマスの名を借りたビジネスも盛んに行われます。クリスマスの真の意味を知らない人が何と多くいらっしゃることでしょう!
  クリスマスは、人類の苦しみ、不安の根源である罪、すなわち、神を神としないで自分を人生の物差し(神)とし、その負債を自分で負い、自らの手で人生を死んだものにしている私たちのため、神であるイエス様がその身代わりとして十字架にかかり、救いの道を開いてくださるためにこの地上にお生まれになった日です。救い主イエス・キリストは、すばらしい天からの贈り物です。
  自分の罪を認め、イエス様を心に迎えると、自然にあなたの内から輝きが増していきます。この輝きは、クリスマスの時だけでなく、あなたの生涯、いや、死んで後も永遠に続くのです。
  心の灯りの点火式であるクリスマスを、じっくり噛みしめ、あなたの隣人にこのすばらしいメッセージを伝えてまいりましょう。
メリー・クリスマス!

  

  心 の 健 康  

(12月26日) 体の健康と心の健康(神様との関係)は、非常によく似ています。
 健康維持のために歩いたり走ることを日常としておられる方もおられるでしょう。小説家の村上春樹氏も、よく走っている方として有名ですが、氏は次のように書いています。
「今日は体が重いなあ、何となく走りたくないなあという日がある。そういう時は、もっともらしい理由をつけて、走るのを休んでしまいたくなる。オリンピックランナーの瀬古利彦さんに『走りたくないなあ、家で寝ていたいなあと思う時はありませんか』と質問した時、何というバカな質問をするなという声で『当たり前じゃないですか』と……」。村上氏は、「(この質問は)愚問だった」と書いておられます。
 毎日、聖書を読み祈る、ということを時として休みたい、明日まとめてしよう、と思う時もあるでしょう。しかし、そこを耐えて続け、習慣化してしまうと、ディボーションが苦でない、というよりも、ディボーションなしには生きられない。否、ディボーションが心の最高の楽しみに変えられていくのです。
 今週も、そして、新しい年も、そのような日々であることは何とすばらしいことでしょう。

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