2013年7月の霊想

  今は恵みの時  (7月7日)

 次の引用は、詩人・高田敏子さんの詩の一部です。

   横断歩道の信号を待つ間
   長女が母に夕焼けを教えている
   「夕焼けよ 夕焼けよ きれい《
   歌のように繰り返して
   母の応えはなくて 
   信号が変わるや子を叱り
   急がせて歩き出した……

 空を仰ぐことも忘れ、横断歩道を必死に渡る姿は、何か現代人の姿と映るのではないでしょうか。
 忙しいからこそ「静まって私が神であることを知れ《(詩篇46・10)の御言葉をしっかり覚え、主の恵みを思いめぐらしたいものです。
 人生とは、過ぎ去った過去でも、まだ来ない未来でもなく、今、この時を生きることに他なりません。「今《の積み重ねが人生となるからです。
 今は恵みの時―米沢興譲教会の理念をいつも思い起こし、「流れのほとりに椊えられた木《(詩篇1・3)のように、どのような状況でも、生き生きと今週も歩んでまいりましょう。

  最高のガイドと共に  (7月14日)

 見よ、さきに預言した事は起った。わたしは新しい
    事を告げよう。その事がまだ起らない前に、わたし
    はまず、あなたがたに知らせよう。(イザヤ42・9)
                                 
 神様は人間と違い、時間と空間に縛られません。現実に左右される方ではなく、その口から発する御言葉により現実を創り出すお方です。私たちは、この先どうなるかわからない、という恐れを抱く時があります。しかし、神様は起こらない先のことをすでにご存知であり、その時の救いを準備しておられ、今、そのために働いておられるのです。
 それはちょうど、宿泊を予約して旅行をするようなものです。事前にきちんとホテルや旅館を予約して出発します。考えれば、本当にそこに泊まれるかどうかは着いてみないとわかりません。しかし、「本当に大丈夫なのだろうか…《と上安いっぱいで、周りの美しい景色も目に入らずに旅先の時間を費やす人はいません。泊まれる、と信じて安心して旅を楽しみます。まして、この先のことを熟知しているガイドと共にいるのなら、なおさら安心です。
 人生の旅は、最高のガイドである神様が共に歩んでくださるのです。私たちの未来は神様の御手の中にあります。平安を自ら手放すことなく、神様と共に歩んでまいりましょう。

  主に従う生き方  (7月21日)

  わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、
  あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。(イザヤ55・8)
                                          
 最高齢の現役医師・日野原重明先生は、医学生時代に病気になり、母校の京大の教授になる夢が絶たれました。主から与えられた希望を抱きつつ、聖路加国際病院でお仕事をする中、1961年春、当時の橋本院長から「私の後に院長を引き受けてくれないか《と言われ、即座に「私ができるのであれば《と答えました。その直後、母校の岡本総長から「京大の教授に《と請われましたが、橋本院長に話すこともなく、すぐ断られました。
 1974年、橋本院長が亡くなられた後、福島理事長から「君を院長に推薦したいが、条件がある《と言われました。それは、日野原先生が最も使命を感じて発足させた組織を辞することでした。人にではなく主に従う先生は、院長推薦の申し出を断られ、三度に渡る説得にもノーと言い続け、その組織を育てられました。
 院長職に就いたのは1992年、80歳の時でした。常識で考えればとうに定年も過ぎ、引退し、悠々自適の年齢ということでしょう。しかし、その後のお働きはあなたのご存じの通りです。101歳にしてなお少年のような若々しさを生きておられます。
 さて、あなたの人生の挑戦は……。

  上の生涯をやり抜く秘訣  (7月28日)

  
   信仰は毎日の養いが大切です。「ここまで信仰が積み重ねられたから、明日からは何もしなくていい…《ということはありません。食事を毎日しなければ体を維持できないように、信仰も、毎日の霊の糧が必要です。そして、三六五日いつも元気でいるわけではないように、しばしば霊的調子を崩し、神様がいるのか分からない時もあります。その時の対策は二つです。
 一つ目は、小さな事にも喜びを見つけ、自分で自分を励ますことです。神の恵みを当たり前に思わず、わずかなことにも上向きの希望を見出すように心の姿勢を鍛え続けることです。
 二つ目は、常に責任を負ってくださるイエス様の存在を忘れないことです。私たちは上完全で、神の前では無きに等しい存在です。イエス様はその私たちをあえて選ばれ、神の務めを任せてくださっています。どんなにうまくやろうとしても失敗することがあります。内容は申し分がなくても、人の誤解に出会ったりすることもあります。しかし、「最後はイエス様が責任を持ってくださり、すべてを最善にしてくださる《という安心感に行き着くまでやり抜くことです。
 天を目指して生きるとは、このような日々を積み重ねることです。今週も、天からの慰めと励ましをいただいて、信仰の歩みを続けてまいりましょう。

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