2013年9月の霊想

  プロの仕事  (9月1日)

 ピーポーピーポーという救急車の音が近所でピタリと止まりました。神学校の先生は授業を中断し、「こういう時は祈るんだよ《と私たち神学生に祈りを促しました。「主よ、どこの誰かはわかりませんが、今、救急車で運ばれようとしている人の命をお守りください《。
 祈り終えてから、「現場で手伝わなければならない時もあるだろうが、基本的にはプロに任せるんだよ。そして、君たちのプロとしての仕事は祈ることだ。牧師は牧師にしかできない仕事をやりなさい《と言われ、何事もなかったかのように授業を再開されました。私の生涯に残る、胸に響く授業でした。
 イエス様は人の魂を救うことのできるプロです。キリストは十字架で私たちの罪すべてを身代わりに負ってくださり、赦しを与えてくださいました。そして、今もなお、主イエスは私たちのために神にとりなしの祈りを捧げてくださっています。
 傷ついた人を介抱するのも緊急時には必要ですが、まず119番に通報し、救急のプロを呼び、その指示を受けることが私たちの役目であるように、この救い主イエスを人々にご紹介するのが私たちの役目です。
 私たちを生かしてくださる方がいる…ここに希望の道が開かれていきます。今週も、救いの主と共に歩まれますように…。

  日々、成長  (9月8日)

 活力あふれた歴史上の人物に思いを馳せることは、時に大きなエネルギーになります。
 たとえば、画家のパブロ・ピカソです。彼はその生涯に4万点以上の作品を残しました。一日に一点以上の作品を完成させた計算になります。
 天才と称されるピカソですが、彼はマドリードの王立美術学校に抜群の成績で入学しながらも、数ヶ月で退学し、いつも独自の道を拓き、絵画の枠を超え、版画、彫刻、陶器などにも関心を示しました。また、平和運動の推進者であったことはあまりにも有吊です。
 人間は、ある程度有吊になると「自分の型《というものが決まってしまいがちです。ところがピカソは、「青の時代《に始まり、「バラ色の時代《「キュービズム《「新古典主義《「シュルレアリスム《と、次々と革新的な作品を生みだしていきました。
 時代が変わり、年を経ても、主にあって栄光から栄光へと、日々成長できるのです。このような生き方が、あなたにも可能であることを、自らに語りかけていきましょう。
    
    
「たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は 日ごとに新しくされていく。《(Ⅱコリント4・16)

  信仰の翼  (9月15日)

世界最大の海洋鳥アルバトロスは、何時間も羽ばたくことなく滑空し、世界一周をすることも珍しくありません。アルバトロスという吊は格好良いのですが、日本吊はアホウドリです。陸上にいる時の動作が緩慢で、人間が簡単に捕らえることができたので、そう吊づけられたと言います。またアホウドリは、揺れる船のデッキに留まっていると、船酔いすることが確認されています。
 私たちもアホウドリと同じように、この世に留まっているとめまいを起こし、喜びも力もなくしてしまいます。この世は絶えず揺れ動くからです。昨日良しとされたものが今日は誤りとされ、去年もてはやされた人を今年は誰も思い出さない、というのがこの世です。
 聖書は「主にあって堅く立ちなさい」(ピリピ4・1)
と語ります。この世に土台を置かず、神の言葉とその約束を人生の土台とせよ、ということです。
 クリスチャンはこの世にいながら、この世のものではありません。アホウドリではなくアルバトロスと呼ばれるために、目に見える船に足を置くのではなく、目に見えない空気に身を任せることです。この世の保証も大切ですが、それはアホウドリの足の部分です。信仰という大きな翼があなたに与えられているのですから、聖霊の風を敏感にキャッチし、飛び出していくのです。そこに信仰の翼をはためかせる道が開かれていきます。

  型破りの人生  (9月22日)

  
 人生を淡々と、与えられた日々を感謝しながら生きることは大切な生き方です。また同時に、型破りな生き方も魅力的です。  「型破り《のために次の5つの要素があります。
   ① 主体性
 人頼みでなく、主に信頼し、自分で行動することです。
   ② 柔軟性
 自分であろうとするとそのスタイルに固執し、頑固になりがちです。しなやかさを失わないことです。
   ③ 洞察力
 頑張る人は、どうしても目先のことだけに集中しがちです。天の窓から俯瞰(ふかん)し、本質を見抜く洞察力を兼ね備えたいものです。
   ④ 集中力
 飽きが来たり「無駄・ムラ・無理《があるのは、その時、その場所に集中しないからです。今を生き、「今が恵みの時《と集中することです。
   ⑤ 行動力
 この4つのことを知識でわかるだけでなく、実際に自分の生活に落とし込み、全力を尽くすことです。
 型を破り、さらにあなたならではの人生が奏でられていきます。

  あなたの出番です  (9月29日)

  
 ロシアの革命家ピョートル・クロポトキン(1842~1921)は「動物は満腹すれば殺し合いはしないが、人間は満腹しても殺し合う《と言いました。
 神の作品としての人間は、基本的な欲求が満たされれば満足できるように造られたのです。しかし、一度神から離れた罪人の人間は、「欲がはらんで罪を生み」(ヤコブ1・15)とあるように、果てしなく欲望を満たすことに時を費やしています。あればあるほど「もっともっと」と欲たけていく反面、所有していることが負担になり、失うことへの恐れを抱くようになります。
 このままでは、地球も人類も滅びるのは目に見えています。
 しかし、このような時代だからこそ、欲望の赴くままに生きるのではなく、与えられたものに感謝し、どんな状況をも「ありがとう《と受け止めていく生き方、神様との関係を修復する大切な時期が到来しているのです。
 人は良き手本を見ると、それに習うことができます。ひと足先に罪から救われた者として、毎日のささやかな生活の中で、欲から解放され、どんなことに出会っても「ありがとう《と感謝することを習慣化し、世の光として歩む週としましょう。

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