2014年11月の霊想

  老舗(しにせ)企業に学ぶ (11月2日)

 日本には200年以上続く老舗企業が3125社あります。世界最古の老舗企業は、大阪・四天王寺にある建築業の金剛組です。創業が飛鳥時代で、すでに1400年を超えています。
 絶え間ない技術革新、時代の変化を読み、冒険を試みる勇気などをもって、多くの荒波を乗り越えて来られたことでしょう。一方、新設立の会社やベンチャー企業は、5年後には半数が姿を消す、という現実もあります。
 老舗企業を専門に研究した方によると、長く続いている企業の社長さんたちは、口を揃えて「激しい競争に勝ったという意識はなく、気がついたら生き残っており、周りを見渡すと、競合他社が消えていた《とおっしゃるそうです。
 老舗企業から、『勝ち負け』という二元の世界ではなく、ただひたすら、与えられたものに感謝を持って忠実に生きることを教えられます。
 この状況を私たちの信仰生活に置き換えて考える時、息長く続けるためには何が勘どころなのでしょうか。それは、絶えず、時代の価値観を超えた永遠なるものを目指す姿勢が秘訣です。
 私たちも、老舗企業ならぬ『老舗信仰生活』を培うため、この一週間も心して歩んでまいりましょう。

  高嶺を目ざして(11月09日)

 2011年12月26日、七大陸最高峰制覇の最年少記録が更新されました。カリフォルニア州在住の15歳、ジョーダン・ロメロ君です。彼が登山を始めたきっかけは、通っていた小学校にあった世界七大陸の最高峰の壁画でした。それを見ているうちに「これらの山々に登ってみたい《という思いが湧いてきたのです。
 最初に登ったのは9歳の時で、アフリカ最高峰のキリマンジャロでした。そして壁画の山を次々と制覇しました。2010年5月24日には、13歳でエベレスト登頂に成功。エベレスト登山に年齢制限が導入されたことから、今後この記録を更新することは上可能となりました。そして、最後は南極最高峰のビンソン・マシフ登頂成功。
 私たちは人生の登山家として、どのようにしたら彼のように試練という山を制覇していくことができるのでしょうか。
 詩篇にこのように記されています。
  わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、ど  こから来るであろうか。わが助けは、天と地を造ら  れた主から来る。(詩篇 121・1~2)
 最もつらく大変な時こそ、目を高くあげ、創造主から力をいただき前進することです。今週も、信仰の高嶺を目指し、少しずつ登り続けてまいりましょう。

  みこころを知る(11月16日)

   世の中に 何が苦しと 人問わば
  御法(みのり)を知らぬ 人ぞと答えよ
 これは良寛禅師の歌です。
 豊かなクリスチャンの拠り所は、みこころを知る、この一点に尽きます。
 日々の生活の中、つい、時代の価値観や自分のふと湧き上がる感情に流されてしまいがちです。どうすれば、みこころを知り、それを自分のものにできるのでしょうか。
 毎日のディボーション、絶えず祈ることを習慣化する、み言葉を数多く暗記する、生活の現場で自分で決めた信仰の実践を修練する等々と、お一人びとりその方法は異なるでしょう。また、つい性急に答えを求め、「あれも、これも《と思ったり、他人のことが気になります。
 肝要なことは、聖霊様があなたに教えてくださる、あなたならではの方法を一つ見出し、それをくる日もくる日も継続することです。先を急がず、しばし、じっくりと考え、『みこころを知る』ことに心を向けるのです。
 今週も、しっかり、神様とあなたの縦の関係を明確にしながら、その絆を強固にしてまいりましょう。

  姿で見せる(11月23日)

  出産間近の妊婦が陸上競技に出場して話題を呼びました。2014年6月末に行われたアメリカ陸上選手権の女子800メートルでのことです。
 ロンドン五輪5位の実績をもつアリシア・モンタノ選手(28歳)には大会五連覇がかかっていました。しかし例年とは大きく違い、アリシアは妊娠34週目でした。
 お腹は大きくせり出し、歩くにも大変そうな姿は、けっして陸上競技選手の姿ではありません。あと6週間で出産予定ですから、普通であれば、その年の参加は見送るはずです。しかしアリシアは、前例がない状態で競技に出場しました。結果は、予選3組で最下位になりましたが、「すべて順調だわ《と笑顔で答えました。出場理由について問われると、「早く走るためではなく、妊娠しても競技を続けられるし、家族を持つこともできるということを示したかったから《と話しました。
 あなたにも、あなただけが示すことのできる生き方があります。そしてその姿が証しとなり、人々にメッセージが伝わるのです。
「わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことに も乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘訣 を心得ている。わたしを強くして下さるかたによって、 何事でもすることができる。《(ピリピ4・12~13)

  存在の確かさ(11月30日)

  人は誰でも高く評価されたいと願っています。自分の存在を確かにし、無視されないように、自分が存在していることを皆に知ってもらいたい、と望んでいます。
 このことは、子供たちの中にはっきりと観察することができます。自分が無視されたり、後回しにされると、子供は泣き叫んだり、自分に注意を引こうと様々な手段を用います。やがて大人になると、また違った方法を持って表現します。人間関係が上得手な人に共通する問題は、いつもここから発生します。
 自立していない人の三大要素は、第一に自分自身に無関心であること、第二は自分の限界を知らないこと、第三に感情を抑圧することです。
 自分を省みて、どれか思い当たりますか。
 大切なことは、他人に自分を認めてもらうのではなく、あなたがあなた自身を認める、という健康な習慣をしっかり身につけることです。何よりも、あなたの創造主である神が「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。《(イザヤ43・4)とおっしゃって、認めてくださっているのです。
 誰がどう思おうと、自分の存在は主にあって100%確かであることをいつも意識し、その思いをあなたの体全体に浸透させることが賢い生き方です。

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