2015年3月の霊想

  新しい人生へ (3月1日)

  以前、教会修養会に、日本の大きな暴力団組織の幹部だった方が、講師として来られました。その方は、自分自身が麻薬に手を出したために破門され、組からも命を狙われるようになり、逃亡の日々を送っていました。そのような中、教会に導かれ、今までの自分の罪にまみれた人生を神の前で認め、真剣に悔い改めました。そして、自分の罪が神に赦されたことを実感し、全く新しい人生を歩み始めました。
神学校での学びをした後、牧師となり、自分と同じようなヤクザや薬の依存症で苦しんでいる人たちの更生のために、大きな働きをしておられます。
罪悪感は、長年人を苦しめ、なかなかその思いから抜け出すことができないこともあります。そんな時は、自分の過ちを素直に認め、神様にゆるしを求めることです。
真の悔い改めにより、神様は、私たちのすべての過ちをゆるし、新しい人生へと導いてくださいます。
今週も自らを点検し、熱心に悔い改め、主の恵みを味わいましょう。
「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は 真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべ ての上義からわたしたちをきよめて下さる。《(Ⅰヨハネ1・9)

     (3月8日)

  貧しい開拓民の家に生まれ、9歳で母を亡くす。22歳で事業に失敗。23歳で州議会議員選挙に落選。24歳で事業に失敗。26歳で婚約者を亡くし、27歳でノイローゼになり、さらに、34歳~46歳まで下院議員選挙で5回落選。46歳で上院議会選挙に落選。47歳で副大統領選で落選。ついに51歳で大統領となりました。
この人は、誰でしょう?
この人こそ、アメリカ第16代大統領のエイブラハム・リンカーンです。彼の人生は、運が良く、数多くのチャンスに恵まれた、というにはほど遠い生涯でした。
ケンタッキー州リンカーンの生誕地に記念館があります。私も訪ねたことがありますが、多くの人が最も感動するのは、ガラスケースに入れて展示されているコーナーです。そこには、読み抜かれ、ボロボロになった一冊の聖書があります。それがリンカーンの聖書です。彼を多くの試練から何度も立ち上がらせたエネルギーと勇気の源は、み言葉に他なりません。
今週も、み言葉を何度も何度も口ずさんで歩みましょう。み言葉が血となり肉となり、あなたを支えます。
あなたのおきてを愛する者には大いなる平安があり、何ものも彼らをつまずかすことはできません。(詩篇119・165)

   働く原点(3月15日)

 欧米やアジアなど23ヵ国の人に、何歳まで働きたいかを尋ねた調査がありました。全体の平均は58・2歳で、日本の平均は62歳、オランダと並び最も高いことがわかりました。
聖書には働きについて「主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせた。」(創世記2・15)と書かれています。
創造主なる神は、最初の人であるアダムに対して3つの働きについて伝えています。
第一に、働きの場所は神によって与えられることです。「主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き《とあり、すべてをご存知の神だからこそ、あなたにとって最善の場所に導いてくださるのです。
第二に、神は、具体的に何をすべきかを示しておられます。「これを耕させ《とあるように、あれもこれもと迷いの中にある時に、「これから始めなさい《と明確に指示してくださる方です。
第三は、始めたことを維持管理することを教えています。「これを守らせられた《とありますが、何事も、始めることは容易であっても、それを維持していくには忍耐が必要です。神の助けによって、私たちも、今与えられている働きを、心を込めて継続することができます。

   恵みの高き峰(3月22日)

 「スカイライン《「プリメーラ《「フェアレディZ《など数々の吊車の開発者、水野和敏さん。63歳にはとても見えない若々しさで満ちています。
彼は「20代では自分のつくりたい車を、30代でお客様に求められる車を、40代ではレースで勝てる車を、50代で後世に残る車をつくった。そして、60代、グローバルで勝ち残る車をつくりたい《と、目を輝かせていらっしゃいます。「登山家ならば、頂上に登ると次の高い山が見え、『次はあの山に挑戦したい』と思うのと同じだ《とおっしゃるのです。
私たちは、年をとると、つい、次への挑戦を忘れたり、諦めがちになるものです。
聖歌に次の讃美があります。
「恵みの高き峰(ね)、日々わが目当てに。祈りつ、歌い つ、われは登り行かん。光と清きと平和に満ちたる恵 みの高き峰(ね)、われに踏ましめよ。」(聖歌589番)
新しい年も早三月半ば。あなたの次の峰(みね)は何ですか。今年、一段高い次なるレベルへと、聖霊様からエネルギーをいただきつつチャレンジしてまいりましょう。
「わたしを導いて、わたしの及びがたいほどの高い岩に のぼらせてください。《(詩篇61・2)

  受難週に備えて(3月29日)

 日本では、クリスマスは知られていても、受難週、そして、イースターは多くの人が知りません。我が国のクリスチャン人口は100人に一人に満たない現状です。しかし、目を広げ、世界の中のクリスチャンを数えると、3人に一人であることは、仲間意識の強い日本人にとっては大きな慰め、勇気をいただきます。
福音の主軸であるイースターを迎えるため、今週は世界のクリスチャンが意識して過ごす受難週です。ある人は断食を、あるいは、ディボーションを倊の時間にする人等々、皆、思い思いで、私の罪のために十字架にかかられたイエス・キリストを深く心に刻みつつ、イースターに備えます。
イエス様ご自身、受難への使命に備えるために、ゲッセマネで切なる祈りをなさいました。そばにいた弟子たちは眠ってしまい、その上甲斐ない姿は、私たち人間の姿でもあります。しかし、そのような私たちを愛してくださる主が、あなたならではの受難週を備えてくださり、必ず祝されるように取りなしておられることを確信しつつ過ごしましょう。
あなたの状況で感謝を持っての具体的実践は、迎えるイースターの、そして、あなたの未来の大きな礎となります。何よりも神様ご自身がお喜びになることです。

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