神の祝福を生きる(6月7日)「ポジティブ・シンキング(積極思考)」という言葉を初めて使ったのはノーマン・V・ピール牧師です。1952 年に出版された彼の著書『積極的考え方の力』は、70 年以上経った今でも読まれている超ベストセラーです。 その中で、ピール牧師は「どんな問題でも必ず解決されると信じなさい」と勧めています。しかし、そう信じたからと言って、何でも自分の思い通りに進むわけではありません。思わぬ方向に物事が進展していったり、結局遠回り、損をした、と思うような結果になることもあるでしょう。しかし、祝福の神を信じるとは、誰もが「失敗」や「不幸」と烙印を押すその中に、あなたにしか見いだせない祝福を発見し、それを生かすことなのです。 NHKの歌のお姉さんとして活躍した森祐理(もりゆり)さんは、声が出なくなるという体験をし、そこから信仰を持ち、ゴスペルシンガーとしての道を歩み出しました。ところが、阪神大震災で弟さんを亡くすという悲劇に見舞われます。森さんは、「このことを通し、人の心の痛みを知り、悲しみの中にある多くの方に寄り添うという恵みを得た」と語ります。彼女は、東日本大震災の被災地である東北だけでなく、国内外の被災地を訪れ、慰問コンサートを行っています。彼女は多くの苦難を通して、神の祝福を生きる人生を歩んでおられるのです。 今週出会う問題の中からも祝福を見出し、信仰の一歩を踏み出していきましょう。 |
すでにそうなっている(6月14日)米沢興譲教会では、「祝福の先取り」「請求書的祈りではなく、領収書的祈り」というメッセージを聞きます。この聖書的根拠はどこにあるのでしょう。 代表的な聖書箇所の一つに、ヨシュア記6章2節があります。奴隷であったエジプトを脱出し、40年に渡る荒野の訓練を経て、イスラエルの民は約束の地カナンに到達しました。そこで彼らが目にしたのは、堅固な城壁に囲まれたエリコの町でした。ところが神はヨシュアに対して、「見よ、わたしはエリコと、その王および大勇士を、あなたの手にわたしている」と語られたのです。戦う前なのに完了形なのは、神の目には勝利がすでに確定していたからです。この「すでにそうなっている」という神の言葉を信じて歩み出すことが、信仰の勘所です。 これは、現在の私たちでも同じです。キリストの十字架によって罪の赦しや永遠の命が「すでに」与えられている一方で、現実には病や自分の弱さとの戦いが「いまだ」続いているのが私たちの姿です。この狭間を生きる鍵は、神から「約束」という「領収書」を先にいただいて生きることです。ただし、これは自分の欲しいものを強引に引き寄せるためのテクニックではありません。「神の約束の確かさのゆえに、先に感謝して受け取る」という、神への純粋な信頼の現れなのです。 神の確かな領収書をしっかりと握りしめ、今週も力強く踏み出していきましょう。 |
表も裏もある神(6月21日)スマートフォンの複雑な料金体系に戸惑うことがあります。隠された条件や但し書きが多くある世界に慣れていると、「聖書にも裏があるのでは?」と疑ってしまうかもしれません。実際、「願い求めるものは、なんでもいただける」(第Iヨハネ 3:22)という御言葉の後には、「神の戒めを守り、みこころにかなうことを行っているからである」という条件が続いています。 しかし、ここで求められる「戒め」とは、義務や禁止の律法ではありません。それは「キリストの御名を信じ、互いに愛し合うこと」(第Iヨハネ 3:23)という、積極的で新しい命令です。私たちが兄弟姉妹や家族、周囲の人々をキリストの愛で愛そうとする時、その歩みは神の御心にかなっています。神は、ご自身の望む方向へ生きようとする人を豊かに応援し、道を開いてくださいます。これが御言葉の「裏」にある真意です。 一方、忘れてはならないのは「表」の部分です。神は本来、私たちに良いものを与えたいと強く願っておられるお方です。その強烈なエネルギーが神に内在しているのです。ですから、キリストを信頼し、その愛で他者を愛して歩む時、神様は必ずその道を開き、「何でもいただける」という豊かな人生へと導いてくださるのです。 表も裏もある神と共に、今週も愛にあふれた生活を送ってまいりましょう。 |
やらないこと、やるべきこと(6月28日)お題が出されたらすぐに答えを出し、客席を沸かせる「大喜利(おおぎり)」。落語家やお笑い芸人の方々は、緊張状態に置かれても本来の実力を発揮できるように訓練を重ねています。 ポイントは2つ。「やらないこと」と「やるべきこと」を決めるのです。たとえば、「無理に笑顔を作らない」と捨てるものを決めることで心理的ハードルが下がります。また、「大きな声を出す」という簡単なことをやると決めると、「自分にはできる」という達成感が生まれ、パニックを防げます。 あなたが急な問題に直面し、緊張の中でやり遂げなければならないとき、その「やらないこと」と「やるべきこと」は何でしょうか。 まず、「だから、あすのことを思いわずらうな」(マタイ 6:34)とあるように、自分の力だけで完璧に解決しようとして思い煩うことをやめましょう。まだ起きていない最悪のシナリオを想像してパニックになるのをやめ、未来への不安を手放すのです。 次にやるべきことは、自分を強くしてくださる神を信頼し、今できる一歩を踏み出すことです。「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる」(ピリピ 4:13)との御言葉に堅く立ち、自分が考えうる最善のことに一点集中していくのです。 あなたが神に寄り頼む時、緊張はエネルギーの源となり、余裕へと変わります。今週も神の力をいただきつつ、進んでまいりましょう。 |
2026年6月の霊想
